院長コラム
春の体調不良
3月から4月を『木の芽時』と呼び、体を大きく分類した
五臓(肝心脾肺腎)の中の肝の季節と考えられています。
そのことから体の衣替えが始まる時季を『肝木の春』とも呼んでいます
東洋医学では、肝は血液を溜める銀行の働きと共に
自律神経のバランスを調える働きを担っている臓器とされています
そのため、体の衣替えや生理などで多くの血液が必要となる時には
肝に溜めてあった血液が使われることで通常は
衣替えが順調に終了します
しかし、普段から貧血気味の方や冬の間に
病気や過労、ストレスなどで十分な血液を蓄えられなかった方は
肝の血液を使い過ぎることで肝の働きも低下してしまい
自律神経のバランスも崩れ易くなって下記のような症状が
出やすくなってしまいます
体調を調えて無理のない生活をおくるように
心がけましょう
怒りっぽい・イラつきやすい
めまい・耳鳴り・頭重・頭痛・肩こり
生理不順・生理痛・更年期障害
胃痛・胃腸の不快感・食欲不振・便通の異常
寝つきが悪い・途中で目が覚める・睡眠への満足感がない
抑鬱感・やる気が出ない・全身の疲労感
手足のしびれ・筋肉のひきつり
目の疲れ・充血・乾き目・抜け毛など
最近肩コリ、めまいの方が増えています
体が春の準備についていってないようです
今年は特に寒く、また去年の震災以降
自律神経は乱れている方多いですね
あまり震災などのTVを観るのは控えて下さいね