院長コラム
亜鉛不足ではないですか?美肌には大切です
亜鉛は鉄やカルシウムなどと同じ身体に必要な
16種類のミネラルの1つで、体内では亜鉛を作り出すことができない
ため食事で補う必要があります。
通常体内にはおよそ2gの亜鉛が蓄えられており、その半分は血液中に、残りは様々な臓器の細胞の中にあります。
もし、臓器の亜鉛が不足すると血液中の亜鉛で補われます
例えば脳の亜鉛が不足すると記憶力の低下が起こったりします。
亜鉛が不足してしまうと情報伝達物質の調整ができず
記憶情報が呼び出せなくなるため記憶力が低下してしまうのです。
また、肌の細胞の新陳代謝にも亜鉛が必要です
肌の細胞は4週間毎に新陳代謝を行い、新しい細胞に生まれ変わっています。
亜鉛が不足すると細胞で新陳代謝が正常に行われず
肌荒れやシミなどができてしまいます。
さらに、亜鉛は私達の身体の中で約300種類の新陳代謝に関係しているため
脳や肌に限らず亜鉛不足を放っておけば年齢に関係なく身体が老化していきます。
亜鉛は私達の生命維持に欠かせない物質なのですが
日本人には亜鉛不足の人が意外に多いのです。
体内の亜鉛が不足していると5年後10年後には
どんでもなく老けた身体になってしまう可能性があります
亜鉛を多く含む食材には、牡蠣(カキ)があります
牡蠣を毎日7個も食べるのは大変ですが
亜鉛はほとんどの食材に少しずつ含まれているので
摂取しにくいものではありませんよ
肉類や魚介類に多く、含有量の多いものとしては「からすみ」
豚の肝臓、牛肩のロース、牛のもも肉などがまず挙げられます。
ほかにもゴマやアーモンドといった種実類にも多く含まれており
また小麦胚芽にはカキをも上回る100gに対して15.9㎎もの含有量があります
チーズも高い含有量で知られています。
亜鉛だけでなくタンパク質やビタミンCと一緒に取って吸収を高めましょう