院長コラム
土用に食べてほしい食・・東洋医学から食を考える
土用は季節の変わり目
立春、立夏、立秋、立冬前の約18日間を土用といいます
特に土用と言われているのが「立秋」の前
病気までいかない・・未病の改善に有効的な東洋医学では1つの見方として
不調は体の「気・血・水」のバランスが崩れていることが原因と捉えます
五行説(東洋医学の観点)では土に対応するのは脾であり胃とペアで変調をきたしやすくなります
消化・吸収に関わり、血をコントロールする脾が落ちると
胃腸が働かず、生命エネルギーである「気」がつくられず
やる気が出ない、疲れやすい・・ダル重~の症状が出ます
食欲が落ちる、腹痛、消化不良、吐き気、下痢や
全身の疲労、気力、抵抗力も落ちます
また湿気も外気の影響で体内で水が停滞し
顔や手足のむくみ、顔が黄色がかる、痰が出やすい
そして血のコントロールができずに鼻血がでやすくなったり
脾は筋肉や口にも関わりがあるため
しっやくりやよだれがでる、味がわかりにくくなるなどの症状が出やすくなります
土用のこの時期に食べて脾を養うものは
セリ、棗、牛肉、栗など
消化によい食べ物を食べてください
またじっと座らず時々動いて気血水を流してあげましょう
暑い時期ですが、秋に向けての体作りは今!!