院長コラム

50代から老化予防のための食事

東洋医学では両親からの受け継いだ体の力「腎気」(先天の精)
飲食から取るエネルギーを「脾気」(後天の精)
と呼びます
生まれながらに持っている腎気はある程度決まっていますが
飲食から取る脾気は自分が作りだすもの
ただ加齢によって胃腸の働きが悪くなると
脾の機能も落ちていきます
 
最近食欲がない
すぐに横になりたくなる
顔のたるみが目立ってきた
このような悩みの方は脾気が衰えてエネルギー不足になっているかもしれません
「脾」は胃腸を司ります
胃腸が衰えることによって食欲不振
自分の体からエネルギーを作りだせないために食後すぐ横になりたくなります
そして栄養が体全体に行き渡らなくなるために
筋肉も弱っていきます
肌のたるみや内臓下垂も引き起こし歴ます
エネルギー不足の体は手っ取り早くエネルギーを補給しようと
甘い食べ物を食べすぎる傾向になります
50を過ぎて疲れやすく、甘いものが欲しくなったら
胃腸が弱っているサインです
 
また昔よりも食べる量が減った
食欲もないし、ダイエットにもいいかなと
軽い食事で済ませることが多くなった
 
栄養が偏っているんです
 
メタボや栄養過多が言われていますが
粗食にすればよいというわけでもなく
バランスのよい食事が一番なんです
 
50代は腎気も脾気も落ちていきます
たった1年の食生活が大きく響いてくる年代
若いころとは違います
体の土台が弱くなる時期でもある50代
土台を維持するためにも食生活と睡眠は大切です
 
そして適度にメンテナンスをして幸年期を快適に過ごしましょう
それが60代に繋がっていきます

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